「エンディングプランナー」ってなに?

「エンディングプランナー」ってなに?

エンディングプランナーは、葬儀のトータルコーディネーターです。葬儀社や地域によって葬祭ディレクター*、葬儀ディレクター、葬儀プロデューサーと呼ぶこともあります。
大切な人を亡くして、悲しみと不安をかかえる遺族の心に寄り添いながら、葬儀全般を滞りなく進行するエンディングプランナー。その業務は、葬儀形式や規模、費用見積もりといった葬儀の企画・提案をはじめ、故人や遺族の要望する葬儀の演出斎場・葬儀場、火葬場の手配祭壇の設え役所への対応、各種手配に至るまで多岐にわたります。
葬儀社によっては、法要死亡後手続き保険相続遺品整理といったアフターサポートにも対応しています。

* 葬祭ディレクター技能審査協会認定

葬儀の成否を左右するエンディングプランナー

葬儀の成否を左右するエンディングプランナー

一昔前まで、葬儀は家族だけのものでなく、親族や地域社会の人たちが一体となって執り行う儀式でした。しかし、核家族化や高齢化が進み、都市部でも地方でも地域コミュニティが衰退していくなかで、家族から葬儀を出した経験が一度もないという人も珍しくなくなりました。

葬儀のしきたりや手順、マナーのわからない遺族にとって頼れるのは葬儀社です。しかし、一般葬儀社も企業・団体のブランドで運営している葬祭社も、実際に葬儀を担当するエンディングプランナーの質が悪ければ、故人にとって一生に一度の大切な葬儀に悔いを残す結果になりかねません。それだけにエンディングプランナーは、葬儀の成否を左右する重要な存在であるといえます。

それでは、故人と遺族にとって想いどおりの葬儀を実現してくれるエンディングプランナーのいる葬儀社を、どのように見つければいいのでしょうか?

インターネットや雑誌などには、葬儀についての情報が氾濫しています。その中には、「葬儀一式」の料金は格安でも、不明な追加料金が後から上乗せされたり、参列者の少ない家族葬にも関わらず、葬儀スタッフを多数派遣するなどして、後から支払総額を上げられてしまうといったケースもあります。また、経験不足のエンディングプランナーが、搬送料金などに費用が発生することを遺族に伝え忘れて、トラブルになることもあるようです。

こうした葬儀トラブルを未然に防ぎ、いざというとき慌てないためにも、前もって葬儀社やエンディングプランナーの情報を調べたり、葬儀プランと参列者の人数による料金の違いを比較したり、気になる葬儀事例を担当したエンディングプランナーの在籍している葬儀社をチェックしておくことをお勧めします。

エンディングプランナーにしてもらえること

葬儀について少しでも不安や疑問があるときは、エンディングプランナーに何でも相談しましょう。信頼できるエンディングプランナーは、お客様の話に真摯に耳を傾け、何を求めているのかを感じ取り、満足できるアドバイスで応えてくれます。

  • 事前相談

    葬儀のことがまったくわからない方、音楽葬や偲ぶ会といった自由葬形式をお考えの方、葬儀について疑問・質問のある方などは、葬儀社・エンディングプランナーに電話などで事前相談することをお勧めします。
    葬儀の3大不安といわれる「葬儀の費用」「葬儀の場所」「葬儀の流れ」を理解し、いざというとき慌てないためにも、葬儀のプロフェッショナルであるエンディングプランナーを積極的に活用しましょう。

    事前相談を受けるエンディングプランナー
  • 電話連絡

    万が一の際には、葬儀トラブルに巻き込まれないためにも、その場の流れで葬儀社を決めてしまわず、一番信頼できる葬儀社・エンディングプランナーに連絡することが大切です。今は昔と違って、24時間年中無休で対応してくれる葬儀社がほとんどです。
    伝える内容は、「病院の場所」と「搬送する場所」の2点です。
    葬儀社・エンディングプランナーによっては、医師から死亡診断書が発行される時間なども聞かれることがあります。

    電話連絡を受けるエンディングプランナー
  • お迎え・搬送

    葬儀は、故人がお亡くなりになられてから24時間経過しなければ行えません。ご遺体は自宅か安置所に搬送することになります。
    その際、自宅が集合住宅の場合には、階段や廊下の幅、高層マンションのエレベーター設備関係によって、搬送が難しいことも考えられます。
    エンディングプランナーは、ご遺体の安置場所についても適切に判断してくれるので安心できます。

    お迎え・搬送をするエンディングプランナー
  • 打ち合わせ

    基本的にご遺体の安置終了後に行われます。大切な人を亡くされたばかりの遺族の疲労を考えて、必要最低限の打ち合わせを、短時間で済ませるのが、優秀なエンディングプランナーであるといわれます。
    打ち合わせの内容は、「菩提寺の有無」「宗派」「葬儀日程」「葬儀形式」「参列者の人数」「予算」といった話が中心です。無宗教葬・自由葬を希望する際は、どのような葬儀にしたいかも伝えます。
    この時、最も重要になるのが「菩提寺の有無」です。打ち合わせ時に菩提寺の存在を葬儀社に伝えず、菩提寺と無関係の僧侶を葬儀社に手配してもらって葬儀を執り行うと、菩提寺との関係に悪影響を及ぼすことがあります。

    葬儀の打ち合わせをするエンディングプランナー
  • 葬儀の企画・立案

    打ち合わせの内容をもとに、エンディングプランナーから葬儀プラン費用見積もりが提案されます。生花祭壇白木祭壇にするか、棺の種類食事の発注返礼品の数オプションの説明、車両や葬儀場の使用料等々、お通夜、葬儀・告別式に必要なことが決められていきます。音楽葬や自由葬では、演奏者への連絡やオリジナル祭壇のデザインなど、提案を複数回に分けて行うこともあります。
    葬儀プランに打ち合わせで伝えた要望が反映されているか、見積もりは提示した予算内であるか、オプションや追加項目の費用が記載されているか必ず確認してください。不明点や無駄があるようなら説明を求め、間違いは、その場で指摘して変更させましょう。

    葬儀の企画・立案をするエンディングプランナー
  • 葬儀の準備・各種手配

    エンディングプランナーは、斎場・葬儀場の手配にはじまり、祭壇・供花・供物の準備、霊柩車やマイクロバスといった車両、通夜料理・精進落としの注文、返礼品の準備、役所からの火葬許可証の受け取りなど、葬儀を滞りなく進めるために必要なすべての業務を行います。
    火葬場によって前払いの所もあるので、地元の葬儀事情をよく知るエンディングプランナーに任せることは安心につながります。

    葬儀の準備・各種手配をするエンディングプランナー
  • 設営・お通夜

    一日葬などを除いて、葬儀の設営はお通夜の当日に行うのが一般的です。斎場・葬儀場は利用時間が決まっているので、設営とお通夜は決められた時間内で行わなくてはなりません。エンディングプランナーは、お通夜の司会、進行ご焼香の案内をしながら、限られた時間の中でお通夜を滞りなく進めていきます。
    また、信頼できる葬儀社・エンディングプランナーは、香典などの現金を扱うことを絶対にしません。受付の会計係は近親者か親しい友人に依頼します。仮に、葬儀の企画・立案の説明で会計係についてふれない葬儀社は、要注意です。

    設営・お通夜を行うエンディングプランナー
  • 葬儀・告別式

    ここでのエンディングプランナーの最も重要な役割は、時間の管理です。火葬場は分刻みでスケジュールが決まっており、万が一、火葬までの進行が遅れると、火葬が数日後に延期になってしまう事態すら起こりえます。
    エンディングプランナーは、葬儀・告別式を進行しながら、火葬場までの車両の移動時間なども考慮して、遺族が故人との最期のお別れに、少しでも長く時間をついやせるように心をくばります。
    近年の傾向として、都市部では葬儀・告別式と一緒に初七日法要を営まれる遺族も増えています。但し、宗派やお寺の考え方によっては断られることもあるので、エンディングプランナーに相談してみましょう。

    葬儀・告別式を行うエンディングプランナー
  • 火葬場

    エンディングプランナーが遺族や会葬者のご案内のほか、遺族に代わって火葬許可証を火葬場に提出し、埋葬許可証の手続きも行います。また、分骨を希望する場合は、前もってエンディングプランナーに伝えておくことで、分骨用の骨壺錦袋を準備してくれます。

    火葬に向かうを行うエンディングプランナー
  • 後飾り壇の設置

    火葬場から帰宅後、遺骨や位牌をすぐに仏壇に飾ることはしません。納骨あるいは四十九日の忌明け法要まで、骨壺、位牌、遺影を安置しておくのが後飾り壇です。また、密葬を終えてから近親者や友人に故人が亡くなったことを連絡する場合、後飾りは弔問客のお参りする祭壇になります。
    葬儀の企画・立案のときにエンディングプランナーに後飾り壇の依頼をすれば、自宅に戻るまでに後飾り壇が設置されています。

    後飾り壇を設置するエンディングプランナー
  • アフターサポート

    ほとんどの葬儀社が、アフターサポートに対応していないのが現状です。葬儀費用の支払いが終わると、葬儀後の諸手続きなどが載る「小冊子」を渡す程度です。
    しかし、信頼のおける葬儀社・エンディングプランナーの中には、アフターサポート専門部署やスタッフを設置して、保険証年金などの死亡後手続きから、相続保険への対応、仏壇仏具墓地墓石の紹介、遺品整理といった、葬儀後の遺族の不安を解消するサポートを行っています。

    アフターサポートを行うエンディングプランナー

お問い合わせ・資料請求・ご相談

葬儀ガイドに参加したい葬儀社の方へ