品川区の葬儀の費用平均は23区中12位。直葬の割合は23区内3位に

東京都の葬儀費用の平均が1,383,964円であることが、首都圏の葬儀に関する情報を発信する
エンディングデータバンクの調査で明らかになりました。東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県では、もっとも高い金額となっています。

それでは、品川区に暮らす方々の葬儀事情はどうなのでしょうか。

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品川区の葬儀費用の平均は1,334,784円

品川区全体の葬儀費用の平均は1,334,784円と、東京都の葬儀費用の平均を上回り、東京都23区内では12位でした。

葬儀のスタイルを直葬、家族葬、一般葬、大型葬に分類して平均費用を見ると、直葬は301,566円、家族葬は1,209,188円、一般葬は2,514,827円、大型葬は4,359,986円と、すべての葬儀スタイルで東京都の平均を上回っています。

品川区で行われる葬儀で、もっとも割合が大きい葬儀スタイルは家族葬で62.3％でした。続いて直葬が20.3％、一般葬が13.0％、大型葬が4.35％と、品川区の葬儀は家族葬が一般的であることが分かります。

東京都全体の葬儀のスタイル別割合と比べると、品川区の直葬の割合は東京都の17.0%に比べて3.3ポイント高く、東京都23区内では、葛飾区の24.0%、文京区の21.8％に次いで3位でした。

品川区の方に多く利用されている斎場を見ると、1位は桐ヶ谷斎場でした。火葬場を併設しているので、斎場から火葬場までの移動に必要な霊柩車やマイクロバスなどの手配の必要がなく、レンタル料金を抑えられます。

車いすでもスムーズに移動できるバリアフリー構造で、高齢者の移動の負担も抑えられ、利用者にとって利便性の高い斎場です。

また、東急目黒線「不動前」駅より徒歩5分の場所にありアクセスもいいことから、品川区の多くの方に利用されています。

2位は臨海斎場でした。港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区が共同で管理する公営斎場で、場所は大田区にあります。

公営斎場なので、式場の使用料が56,000円と民営の斎場に比べて安く、火葬場も併設しているため、品川区以外の方にも選ばれている斎場です。

3位はなぎさ会館でした。品川区が運営する公営の葬儀会場で、桐ケ谷斎場にある火葬場にも近く、民営の葬儀会場に比べて式場の使用料も65,000円と安価です。

京浜急行「立会川」駅より徒歩5分と近く、家族葬から一般葬まで対応できる斎場です。

葬儀は斎場で行われた後、火葬場に移動して故人を火葬します。品川区の方が多く利用している火葬場を見ると、1位は桐ヶ谷斎場、2位は臨海斎場で、この2つの火葬場で87%を占めています。