花祭壇とはその名の通り、お花で飾られた祭壇のことです。

伝統的に用いられてきた白木祭壇は、厳粛な雰囲気や伝統を重んじる方に支持されています。一方、花祭壇は華やかな印象を与えるため、明るい雰囲気で故人を送り出したいという方に支持されています。

最近では、白木祭壇よりも花祭壇が選ばれる傾向にあります。首都圏の葬儀に関する情報を発信するエンディングデータバンクが行った調査によると、花祭壇で行われた葬儀は、全体の96%にも上ります。

これは、明るい雰囲気で故人を送り出したいという想いだけでなく、「故人らしい」葬儀を行いたいという想いから、故人の人柄や趣味を表現できる、花祭壇を選ぶ家族が増えているからです。

それでは、実際の葬儀ではどのような花祭壇が選ばれているのでしょうか。花祭壇の実例を紹介します。


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ハワイが大好きだった父のために

お葬式に“故人らしさ”を加える「花祭壇」

ハワイが大好きだった父を、最後にもう一度だけハワイに連れて行ってあげたい。その想いからご家族は、南国の花を使った花祭壇を選びました。旅立ちの際には、お父様にアロハシャツを着せ、BGMにはハワイアンミュージックを選曲。祭壇にはハワイの特集が組まれた雑誌や、お父様が好きだった赤ワインを飾り、お父様の人柄が伝わってくる、こだわりの花祭壇を作り上げました。


おじい様との思い出の庭を

お葬式に“故人らしさ”を加える「花祭壇」

自宅の庭を大切にしていたおじい様のため、花祭壇で自宅の庭を再現しようと考えたご家族。おじい様が好きだったシオンやペラルゴニュームなどを選び、色鮮やかな花祭壇をデザインしました。祭壇には、参列者がおじい様と庭で一緒に過ごした思い出を振り返ることができるように、小道も用意しました。


お別れは一面に咲くコスモスと

お葬式に“故人らしさ”を加える「花祭壇」

映画のラストシーンに映し出された、一面に咲き誇るコスモスを見て、お母様は「コスモスに包まれて旅立ちたい」と家族に話していたそうです。その想いをかなえるために、ご家族は花祭壇にコスモスを用意することに。コスモスが咲かない春の葬儀だったため、式場の壁一面にコスモスの映像を映し出すことで、お母様の願いをかたちにしました。

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