宗教別葬儀スタイル

イスラーム教の葬儀

イスラーム教は土葬が基本

イスラーム社会で欠くことのできないもののひとつが、ムスリム(イスラーム信者)にとって安住の地である墓地(埋葬地)です。イスラーム社会における葬儀は、例外なく土葬されます。

イスラーム教の信仰の根幹をなす聖典「クルアーン」には、埋葬に関して「やがて、彼(人)を死なせて墓地に埋め、それからお望みのときに彼(人)を甦らせる」と書かれています(80章21-22節)。この記述が、遺体は火葬ではなく土葬にする根拠になっています。

日本では99.9%火葬が行われていますが、ムスリムは埋葬されています。ムスリムが土葬できる墓地が国内にもありますので、予め調べておく必要があります。

イスラーム教の葬儀の流れ

病院などでムスリムが亡くなると、自宅に戻るか、イスラーム教の礼拝堂であるモスクに直接搬送します。

そこでイスラームを特徴づけるもののひとつである「洗体」を行います。

次に、全身を白布(男性は3枚の布、女性は5枚の布)に包んで棺に納め、「葬儀礼拝(ジャナーザ)」の行われる場所に運びます。

葬儀の礼拝の際にもちいる祭壇は、日本の一般的な葬儀の祭壇に比べて質素であり、故人の遺影を飾らないのが特徴です。
葬儀の礼拝は、メッカの方向(日本では大方西北の方向)に顔を向けて置かれた棺(台)を前に、礼拝を指導する導師(イマーム)が立ち、その後ろにムスリムが一列に並びます。ムスリムが多いときは2~3列になります。

この礼拝にはムスリムだけが参列し、非ムスリムは参列しません。

導師がアラビア語の言葉「アッラーフ・アクバル」(神は偉大なり)を唱えながら両手を耳の位置まで上げると、参列したムスリム一同も同じ作法で続きます。

その後、クルアーンを黙読したあとでこの言葉を数回唱和して礼拝は終わりますが、この間、参列したムスリム以外の親戚、友人・知人は同じ会場でムスリムの後方に並び、故人の冥福を祈ります。

イスラーム教の埋葬方法

葬儀の礼拝が終わると、柩(台)はムスリムたちの手によって搬送車まで運ばれます。親族でも非ムスリムの場合は、これに加わることはありません。

ムスリムたちは「アッラーフ・アクバル、ラーイラーハイッラッラー」(神は偉大なり、アッラーのほかに神なし)を唱えながら、故人との別れを惜しみつつ、冥福を祈ります。出棺後、遺体はイスラーム霊園に埋葬されます。

非ムスリムが、ムスリムの葬儀の礼拝に参加する場合、服装は黒の喪服やダークスーツで構いません。香典はイスラームにはないので、断る遺族もいます。また、墓参りはあっても年忌法要のような習慣はありません。

「月刊フューネラルビジネス」(綜合ユニコム)連載『イスラーム教の葬儀の実際』日本ムスリム協会より

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