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蜷川作品や大河ドラマなど、数々の大作で主演を務めた平幹二朗さん

俳優の平幹二朗(ひら・みきじろう)さんが2016年10月23日、東京都世田谷区の自宅で亡くなりました。82歳でした。

平さんといえば、日本を代表する俳優のひとりです。「近松心中物語」や「NINAGAWAマクベス」、「リア王」など、蜷川幸雄さんが演出した数々の舞台で主演を務めました。

蜷川さんの海外初進出作品となった「王女メディア」は、1983年にアテネで公演し、演劇の本場で絶賛を浴びました。

また、劇団四季の創設者・浅利慶太さんが演出する「ハムレット」で主役を演じ、舞台俳優として高く評価されました。

NHKの大河ドラマ「樅ノ木は残った」や「国盗り物語」で主演を務めるなど、テレビでの活躍も目覚ましく、1998年に紫綬褒章、2005年に旭日小綬章を受章。平さんの演技は、国内外から絶賛されました。

平幹二朗さんの日本を代表する俳優人生とは

平さんへの追悼のコメントが、共演者や、そして長男から。

平幹二朗さんの訃報を受けて、蜷川幸雄さん演出の舞台「ハムレット」などで共演していた藤原竜也さんが、所属事務所を通じて追悼コメントを発表しました。

「こんなにも突然、また演劇の宝が逝ってしまい、悲しいです。俳優とは孤独なものだと教えてくれた人でした」と、悼みました。続けて、「平さん、天国でまた蜷川さんと芝居しますか」と、故人に語り掛けました。

同じく、「ハムレット」で共演した吉田鋼太郎さんも所属事務所を通じてコメントし、「私ども舞台俳優にとって到底たどり着けない巨星であり、演技のスケールの大きさと華やかさにおいて不世出の俳優だったと思います」と振り返りました。

また、「蜷川さんの最後のハムレットでほぼ全裸で水ごりをする演技が忘れられません。もう一度共演させていただきたかったです」と想いのたけをつづりました。

歌舞伎俳優の片岡愛之助さんは、自身のブログで「(平さんは)稽古場に入られた時から既にお役になられていて、又、台詞の一語一句に魂がこもっておられ、毎日が勉強になりました。稽古を含め、三ヶ月夢の様な時間でした」と、役者としての敬意とともに偲びました。

平さんの長男で俳優の平岳大さんは、所属事務所の公式サイトを通じてコメント。「父が俳優として恵まれた人生を送れたのも、偏に皆様との出会いによるもの」だと、感謝の言葉をつづりました。

続けて「子供の頃、長い間、父と会わないでいる時間がありました。私が俳優になってからは、その失われた時間を取り戻すように、先輩として、演技の師として、そして父として濃密な時間を過ごすことができました」と、思い出を振り返りました。

平幹二朗さんの日本を代表する俳優人生とは

平さんの遺作となるNHKドラマが17年1月より放送に

平幹二朗さんにとって、2016年19月9日まで大阪で上演された「クレシダ」が、最後の舞台出演となりました。

テレビでは、2016年10月からスタートしたフジテレビ系ドラマ「カインとアベル」に出演中。また、NHKの大河ファンタジー「精霊の守り人」にもレギュラー出演中で、2017年1月放送予定のシーズン2は収録済みでした。NHKは「このまま放送する予定」と発表しています。

所属事務所の関係者によると、平さんと連絡が取れなかったため、家族に様子を見に行ってもらえるよう連絡したそうです。家族が自宅に駆けつけたところ、平さんが浴槽で倒れていたといいます。

偉大な功績を残してきた平幹二朗さん。あまりの突然の訃報に、その喪失感は計り知れません。

ご冥福をお祈りいたします。

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