花の流通・販売からデザイン・装飾まで、花の総合サービス企業として半世紀の歴史を誇るユー花園。

葬儀では、年間20,000件の花祭壇のデザイン・装飾を行い、お客様やお取引先様から高い評価を得ています。
そのユー花園がカタログのラインナップには含まれない、終活メディアだけのコンセプトモデルとして、季節の花祭壇をデザインしました。

第7弾となる12月の花祭壇は、カーネーションとデルフィニュームをメインの花材に使用した花祭壇です。
ユー花園・クリエイティブデザイン室の森谷宏親さんに、花祭壇のストーリーやこだわりについてお話を伺いました。



クリスマスを間近に控えた12月の休日。ご主人と奥様は、毎年いつもの場所でイルミネーションを楽しんでいました。

イルミネーションデートの数だけ増えていく、二人の特別な思い出。いつまでも、亡くなった奥様の思い出を胸にとどめておきたい。

ご主人の想いを受けてデザインしたのが、冬の夜空に輝く、イルミネーションをイメージした花祭壇です。



花祭壇の背景には、夜空をイメージした濃紺のカーテンを用意。ブリザードフラワーと白のLEDを張り巡らした四角のフレームを祭壇の手前から奥に、重なるように配して、奥行きを表現しました。

柩の手前に青いデルフィニューム、祭壇の奥にはこれも青いカーネーションを配置。青い光が故人を包みこみ、イルミネーションを一緒に楽しんだお姿を思い出していただけるようなデザインに仕上げました。



お通夜を終えた後、斎場が閉館時間を迎えるまでの間、室内の電気を消して、静かにたたずむご主人。

イルミネーションをご覧になるご主人は、奥様のお姿が見えているかのように、微笑んでいる。そのような光景が目に浮かぶようです。

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