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家族葬の費用を葬儀社ごとに比較

葬儀の依頼を受け付けている会社は、大きく分けて3種類あります。

ひとつは、従来からある、葬儀サービスを自社で提供する専門の葬儀社です。もうひとつは、葬儀専門会社を紹介する葬儀紹介会社。最後に、いったん自社で受けた葬儀の申し込みを提携先の葬儀社へと仲介する葬儀仲介会社です。

このうち、自社の葬儀サービスとして、葬儀プランを紹介しているのは専門葬儀社と、葬儀仲介会社の2社です。

今回は、代表的な専門の葬儀社を取り上げ、ホームページで紹介している家族葬プランの費用や内容を紹介し、違いについても解説します。

なお、紹介する家族葬の費用は、すべて会員割引などを適用していない、通常価格になります。

公益社の家族葬の費用は約98万円

公益社は東証1部上場企業の専門葬儀社で、営業エリアは東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県、奈良県の1都1府3県です。

公益社のホームページでは、参列者10名の家族葬プランを、「葬儀費用事例」として紹介しています。

費用は約98万円(税込)と表記されており、内訳は下記になります。

葬儀基本費用…約38万円

祭壇、司会進行、式典運営人件費、その他の備品やサービスなど

式場使用料…約16万円

式場の使用料

付帯費用…約19万円

棺、遺影写真など

車両費用…約8万円

寝台車、霊柩車、ハイヤー、マイクロバスなど

返礼費用…約1万円

会葬返礼品、当日返し

飲食費用…約8万円

通夜振る舞い、精進落とし

火葬場費用…約8万円

火葬炉、休憩室、飲食、骨壺、骨箱など

宗教者

寺院と相談

宗教者とは、僧侶に渡すお布施の金額のことです。菩提寺との付き合いがある方は、菩提寺ごとにお布施の金額は異なります。菩提寺と付き合いのない方は、葬儀社から僧侶を紹介してもらうことができます。葬儀社によっては、紹介する僧侶に渡すお布施の金額をホームページで公開していますが、公益社の場合は公開されていません。

ティアの家族葬の費用は45万円

ティアも、東証1部上場企業の専門葬儀社で、営業エリアは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、和歌山県の1都1府8県です。

ティアのホームページでは、家族葬プランとして45万円、60万円、105万円(いずれも税抜)の3つのプランを紹介しています。プランの金額が違うのは、祭壇に使用する花の量が違うからです。

ここでは、もっとも費用を抑えた45万円のプランを紹介します。総額の内訳は下記になります。

  1. 会場設営費
  2. 寝台車(20km以内)
  3. ご遺体用布団
  4. 仏衣一式
  5. 会葬礼状(50枚)
  6. 保冷剤(2回)
  7. 消臭防腐剤
  8. 遺影写真(上額+電飾)
  9. 霊柩車(寝台型)
  10. 後飾り祭壇一式(紙製)/li>
  11. 葬儀司会(プロ)
  12. サービス料

サービス料とは、葬儀を行う上で社員以外に必要な、アシスタントの人件費のことを指します。

ティアのホームページは、公益社のように、どの項目の費用がいくらなのか説明がありません。そのため、家族葬プランに含まれているもの、含まれていないものに絞り、費用が違う理由を説明します。

公益社とティアの家族葬プランの費用が違う2つの理由

公益社もティアも、東証1部上場企業ですが、ホームページで紹介している家族葬プランの内容が違うため、費用が大きく違います。

公益社は約98万円、ティアは45万円と50万円以上も開きがあるのは、大きく2つの理由があります。

ティアの家族葬プランには、式場や火葬場の使用料が含まれていない。

総額が大きく違う理由のひとつは、式場の使用料や、火葬場の使用料が含まれていないことです。

葬儀を自宅で行わない限り、式場を使用することになります。また、日本の法律では、火葬が義務付けられているので、火葬場は必ず使用しなければなりません。

式場の使用料や火葬場の使用料は、公益社の家族葬プランの総額には含まれていますが、ティアの家族葬プランの総額には含まれていないため、総額が大きく違っているのです。

ティアの家族葬プランには、料理や会葬返礼品が含まれていない。

総額が大きく違うもうひとつの理由は、料理や会葬返礼品が含まれていないことです。

葬儀では、故人に代わって家族が参列者をもてなします。お通夜の後に通夜振る舞い、葬儀・告別式の後に精進落としを用意するのはそのためです。また、参列したことへの感謝の気持ちを込めて、会葬返礼品を渡します。

料理や会葬返礼品の料金が、公益社の家族葬プランの総額には含まれていますが、ティアの家族葬プランの総額には含まれていないため、総額が大きく違っているのです。

このほかにも、公益社とティアでは、家族葬プランの表記の仕方が異なります。公益社の家族葬プランの総額は、約98万円と表記されており、ホームページ上では明確な金額がわかりませんが、ティアは45万円と明確に表示しています。

ホームページに掲載されている内容をもとに、公益社とティア、2社の家族葬プランを比較しただけでも、費用の表記やプラン内容に違いがあることを分かっていただけたのではないでしょうか。

専門の葬儀社に続き、大手の葬儀仲介会社である、小さなお葬式とシンプルなお葬式の家族葬プランを比較してみます。

小さなお葬式の家族葬の費用は49万3千円

営業エリアが全国の小さなお葬式は、いったん自社で受けた葬儀の申し込みを提携先の葬儀社へと仲介する葬儀仲介会社です。

小さなお葬式のホームページでは、家族葬プランを「小さな家族葬プラン」として紹介しています。

費用は49万3千円(税込)と表記されており、内訳は下記になります。

  1. 寝台車(病院~安置場所、安置場所~葬儀場、葬儀場~火葬場、それぞれ最長50km)
  2. ドライアイス(4日分)
  3. 安置料金
  4. 枕飾り一式
  5. 納棺
  6. 仏衣一式
  7. 棺用布団
  8. 役所・火葬場手続き代行
  9. 寝台車
  10. 葬儀場利用料金
  11. 生花祭壇
  12. 遺影写真
  13. 受付セット
  14. 司会スタッフ
  15. 運営スタッフ
  16. 寝台車
  17. 火葬料金
  18. 骨壷・骨箱
  19. 自宅飾り一式
  20. 会葬礼状(30枚)

小さなお葬式の家族葬プランは、ホームページで「追加料金一切不要」と紹介されていますが、利用する式場によっては、式場の使用料が追加になる場合があります。また、利用する火葬場によっても火葬場の使用料が追加になる場合があります。葬儀を検討しているエリアの式場や火葬場の情報を必ず確認しましょう。

シンプルなお葬式の家族葬の費用は39万8千円

小さなお葬式と同様に、シンプルなお葬式は営業エリアが全国で、いったん自社で受けた葬儀の申し込みを提携先の葬儀社へと仲介する葬儀仲介会社です。

シンプルなお葬式のホームページでは、家族葬プランとして無宗教プラン39万8千円、仏式プラン41万8千円、お花増量プラン43万8千円(すべて税込)の3つのプランを紹介しています。

ここでは、もっとも費用を抑えた39万8千円の無宗教プランを紹介します。総額の内訳は下記になります。

  1. 寝台車(病院~安置場所、安置場所~葬儀場、葬儀場~火葬場、それぞれ最長50km)
  2. ドライアイス
  3. 安置料金
  4. 役所・火葬場手続き代行
  5. 納棺
  6. 仏衣一式
  7. 棺用布団
  8. 葬儀場利用料金(市民料金)
  9. 生花祭壇
  10. カラー遺影写真 2点セット(大小2点)
  11. 受付セット
  12. 司会スタッフ
  13. 運営スタッフ(お葬式の運営サポート)
  14. 火葬料金
  15. 骨壺・骨箱
  16. 会葬礼状

シンプルなお葬式の家族葬プランは、小さなお葬式の家族葬プランと同様、ホームページで「追加料金一切不要」と紹介されていますが、利用する式場によっては、式場の使用料が追加になる場合があります。また、利用する火葬場によっても火葬場の使用料が追加になる場合があります。葬儀を検討しているエリアの式場や火葬場の情報を必ず確認しましょう。

小さなお葬式とシンプルなお葬式の家族葬プラン価格が違う理由

小さなお葬式の小さな家族葬プランに比べて、シンプルなお葬式の家族葬プランは、9万5千も安く設定されています。

今回紹介したシンプルなお葬式の家族葬プランは無宗教葬プランなので、枕飾り一式や、焼香用具、仏具一式など、仏教葬で使用する項目が含まれていません。

一方、小さなお葬式の家族葬プランは仏教葬のプランなので、これらの項目が含まれています。

そこで、シンプルなお葬式のホームページで紹介されている仏教葬の家族葬プランを見てみましょう。仏教葬の家族葬プランの費用は、41万8千円となっています。

いずれにしても、シンプルなお葬式の家族葬プランは、小さなお葬式の家族葬プランに比べて、かなり安く設定されていることがわかりました。

ホームページから得られる情報をもとに、専門葬儀社2社と、葬儀仲介会社2社を比較してみました。

その結果、家族葬プランに含まれている項目は、会社によってまちまちであること、含まれている項目も、花祭壇のボリュームなど不明な点が多く、単純に比較できないことが分かりました。

また、専門葬儀社の公益社は、家族葬の費用が明確に示されていないこと、同じく専門葬儀社のティアや、葬儀仲介会社の小さなお葬式やシンプルなお葬式は、式場の使用料や火葬場の使用料が含まれていないことから、ホームページの情報で比較するのはここまでが限界です。

家族葬プランに何が含まれているのか、より詳しく見るためにも、必要な項目を含めると総額はいくらになるのか知るためにも、各社の見積りを取り寄せてはいかがでしょう。

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