コロナ禍の葬儀について
斎場・葬儀場、火葬場は、社会生活を維持するうえで必要な施設として、式場の換気・消毒、人と人との間隔を保つ、来場の人数を制限するなどの感染予防対策を実施することで、葬儀を滞りなく行うことができます。
ご高齢者も含めて多くの方が集まる葬儀は、それをお手伝いする葬儀社のスタッフはもちろん、参列者の皆様にもマスク着用やこまめな手洗をお願いしています。また発熱などのかぜ症状がある方は参列を控えることをお願いしています。
さまざまな疑問にお答するために、葬儀における新型コロナウイルスの対応と、東京、神奈川、千葉、埼玉にある斎場・葬儀場の最新情報をまとめました。
もくじ
コロナ禍でどのように葬儀は行われている?
こちらは2019年8月から2020年10月までの家族葬の割合をあらわしたグラフです。お葬式のむすびすの調査によると、一回目の緊急事態宣言が出た2020年4月には家族葬の割合が多く増加したことがわかります。

昨今では、新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴い、ご高齢者の参列をご遠慮いただいたり、参列者を限定して少人数で行う、家族葬を選ばれる方も多くいらっしゃいます。
その他にも感染予防対策として、さまざまな葬儀の形式が選ばれるようになりました。いくつかを紹介します。
一日葬|長時間にわたる葬儀を控えて家族で送る
新型コロナウイルスの感染予防を考慮して、葬儀への参列者を限定する家族葬を選ばれる方が増えています。
火葬場や斎場・葬儀場の中には、新型コロナウイルス感染予防から、参列者の人数を制限したり、通夜・告別式の会食を禁止している施設もあるため、ご高齢の方の参列者をご遠慮いただいたり、お通夜を行わず、告別式と火葬の1日だけの家族葬(一日葬)にする方も増えています。
一日葬については別記事にて詳しく紹介しています。併せてご覧ください。

自宅葬(ステイホーム葬)|思い出のつまった我が家から故人を送る
自宅葬(ステイホーム葬)は、自宅で故人を送ることができる葬儀形式です。
新型コロナウイスルの感染拡大を防ぐため、人と人との接触を極力減らし、多人数での会食を避けたり、他の都道府県への移動をせず、多くの方が乗りあわせる交通機関を使用したりしないなど、葬儀を行うご家族の命と健康を守ることに注力しながら、故人の思い出のつまったご自宅から、愛するものに囲まれて送ります。
自宅葬で執り行う場合は、自宅で、ご家族のみ、あるいはご家族とごく親しい方のみで小規模な葬儀を行ない、出棺後はご家族や参列者は火葬場に移動せず、火葬・収骨は葬儀社のスタッフが代わって行ない、ご遺骨を自宅までお届けすることも可能です。
自宅葬(ステイホーム葬)については別記事にて詳しく紹介しています。併せてご覧ください。

オンライン葬儀(リモート葬儀)|遠方の方の参列可能にする
コロナ禍において、さまざまな事情から葬儀に参列できない方への配慮として注目されているのが「オンライン葬儀(リモート葬儀)」です。
オンライン葬儀は、葬儀をインターネットでライブ配信し、遠方の方でもパソコンやスマートフォンを介してリモートで参列していただけるサービスです。
元々は海外に在留している家族や、介護施設などに入居されているご高齢者など、急な葬儀に参列するのが困難な方に、SkypeやZoom、LINEなどのビデオ通話アプリを使い、葬儀のもようをライブ映像で配信する、葬儀社の提供するサービスの一つでした。
オンライン葬儀のメリットは、インターネットにつながる環境があれば、どこからでも葬儀に参列できること。実際の葬儀の進行をライブ映像で見られること。自宅や病院、介護施設からリラックスして臨めるなどです。
これまで「参列する」「参列しない」の二択しかなかった葬儀に、リモートで参列するという新しいスタイルが加わりました。
オンライン葬儀については別記事にて詳しく紹介しています。併せてご覧ください。

安心してできる葬儀は
「お葬式のむすびす」へ
新型コロナウイルス対策にいち早く取り組み、その徹底した対策とお客様への配慮が多くのマスメディアに取り上げられました。

- 社員全員がマスクを着用
- 濃厚接触につながりやすいお食事の提供を控え、カタログギフトのお渡しを実施
- 式場や待合室では、座席に一定の間隔を開け、ソーシャルディスタンスを実施
- 葬儀に関するやりとりは全てオンライン化
【感染症対策の取り組み】
参列は自粛すべき? お呼びする範囲はどこまで?
遠方の親戚に参列してもらうべきか?
葬儀は大切な方の死を悼み、お別れをする一度きりの大切なものですから、不要不急の外出にはあたりません。
しかし、コロナ禍では、対象地域における都道府県をまたぐ移動は慎重にと呼びかけられています。多く方は、都内または都内近郊にお住まいの直系のご家族のみで葬儀を行うことが増えています。
葬儀のために帰省してもいいか? 帰省させるべきか?
問題ありません。ただし、葬儀を終えて居住地に戻ってから、地域や職場によっては、自宅待機など行動を制限されるケースなどもあるようなので、確認することをお勧めします。
葬儀の案内が届いたが、参列を自粛すべきか?
斎場・葬儀場、火葬場によっては、新型コロナウイルスの感染予防対策として参列者の人数を制限している施設もあります。
あまり多くの方が参列してしまうと、式場によっては入場制限などが行われる場合があります。
感染予防の観点から参列者の人数が多い場合は、ロビーや施設外などでお待ちいただくケースがあります。こうした感染予防対策の対応で問題ないようでしたら参列してください。
コロナ禍での葬儀マナーは?
ご葬儀のマスク着用はマナー違反ではありません
葬儀会場において、ご遺族ならびに会葬者様のマスク着用を推奨します。
通夜、葬儀・告別式はもとより、ご焼香に際してのマスク着用はマナー違反ではありません。
喪家様におかれましては、訃報連絡書にも「参列の方々には感染予防のためマスクの着用を推奨しています」と記載することをご推奨しています。
通夜料理を出せない代わりにカタログギフトを
新型コロナウイルス感染症の予防対策として、お通夜や告別式に訪れた参列者の方々に、お通夜・告別式でのおもてなし料理を控える喪家様が増えています。
その代りとして、参列者が自宅でお召し上がりになれるカタログギフトを、感謝の気持ちとともにお渡しすることをお勧めします。
葬儀への参列をお断りする場合
新型コロナウイルス感染予防のために葬儀への参列をお断りする場合は、喪家にその旨を丁寧にお話しして、香典やお供えだけをお送りしましょう。
安心してできる葬儀は
「お葬式のむすびす」へ
新型コロナウイルス対策にいち早く取り組み、その徹底した対策とお客様への配慮が多くのマスメディアに取り上げられました。

- 社員全員がマスクを着用
- 濃厚接触につながりやすいお食事の提供を控え、カタログギフトのお渡しを実施
- 式場や待合室では、座席に一定の間隔を開け、ソーシャルディスタンスを実施
- 葬儀に関するやりとりは全てオンライン化
【感染症対策の取り組み】
新型コロナウイルスで亡くなった方のご葬儀について
新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方のご遺族は、大切な人を失った辛さに加えて、その最期の時間を通常のかたちで迎えることができないという悲しみも抱えています。
ご葬儀については、厚生労働省及び経済産業省によって策定された「新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方及びその疑いがある方の処置、搬送、葬儀、火葬等に関するガイドライン」に則って、知識と経験を有する葬儀社が、適切な感染対策を講じながら行うことを推奨しています。
ご遺体は、故人防護具(サージカルマスク、手袋、長袖ガウン、フェイスシールド又はゴーグル)を着用した医療従事者又は葬儀事業者が、非透過性収体袋に適切に収容・密閉してから納棺、搬送します。
ガイドラインでは、必要に応じて代表参列やオンライン葬儀を活用する等、できるだけ対面を避ける取り組みを推奨しています。また、通夜・葬儀を執り行うことが困難な場合は、火葬後に後日、あらためて骨葬を行うことも推奨されています。
火葬・収骨に際しては、遺族等の方は適切に感染対策を行い、安全に火葬が執り行えるように、火葬場従事者の指示に従うことが求められます。
斎場・葬儀場、火葬場をご利用される際の注意事項
葬儀社および斎場・葬儀場は、これからもお客様、会葬者様、従業員の安全を最優先に、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、政府方針に基づき対応してまいります。
つきましては、お客様、会葬者におかれましてもご協力をお願い致します。何卒ご理解のほど、宜しくお願い申し上げます。
- 喪家様はご自身のマスク着用、さらに会葬者様へマスク着用の推奨をご案内してください。
- 休憩室などの入替時毎にアルコールを使用して清掃を行うことをご了承ください。
- うがい、手洗いや指先消毒他を積極的に勧めてください。
- 風邪、発熱(37.5度以上)他の諸症状のある方は、ご参列を極力控えてください。
- 身近に新型コロナウイルス感染者や濃厚接触者と認定された方がいらっしゃる場合は、事前に葬儀社に連絡をしてください。
- 最後のお別れができないのは辛いことかも知れませんが、ご高齢の方や持病のある方は会葬を見合わせることもご検討ください。
斎場・葬儀場の営業状況と新型コロナウイルス感染症対策について
【令和3年 1月14日15時 更新】
東京、神奈川、千葉、埼玉にある斎場・葬儀場はおおむね通常通り営業していますが、
使用に制限を設けたり、一部設備をご利用いただけない場合がございます。
東京都の式場情報はこちら
神奈川県の式場情報はこちら
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東京都にある斎場の利用状況と、感染症拡大防止対策に関する情報
町屋斎場、四ツ木斎場、堀ノ内斎場、桐ヶ谷斎場、落合斎場
利用時間 | 式場・控室の利用は20時まで |
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感染防止対策 |
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臨海斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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瑞江葬儀所
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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戸田葬祭場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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舟渡斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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南多摩斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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日華斎場・多磨葬祭場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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瑞穂斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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区民斎場 みどり会館
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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神奈川県にある斎場の利用状況と、感染症拡大防止対策に関する情報
横浜市北部斎場、横浜市南部斎場、戸塚斎場、久保山斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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- 戸塚斎場の詳細についてはこちら
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大和斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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厚木市斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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西寺尾火葬場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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小坪誠行社斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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千葉県にある斎場の利用状況と、感染症拡大防止対策に関する情報
千葉市斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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ウイングホール柏斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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浦安市斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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松戸市斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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馬込斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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しおかぜホール茜浜
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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さくら斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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埼玉県にある斎場の利用状況と、感染症拡大防止対策に関する情報
谷塚斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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上尾伊奈斎場 つつじ苑
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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所沢市斎場
利用時間 | 通常通り |
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感染防止対策 |
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感染が心配される中で葬儀を検討・参列される皆様からよくある質問
感染が心配です。このような状況でも、お葬式はできますか?
はい、できます。ただし、十分な感染症拡大防止対策をしたうえでおこなう必要があります。
そのため、通常のお通夜を行わず、告別式と火葬だけの家族葬(1日葬)を選ぶ方が増えています。
詳しくはこちらをご覧ください。感染の危険がある中でも、お葬式はしないといけないですか?
「墓地、埋葬等に関する法律」で、埋葬するために火葬は必ずしなければならないと定められています。
感染が心配です。お葬式には誰を呼ぶべきですか?
遺族の意向により、ご高齢の方の参列者をご遠慮いただく葬儀が増えています。
また、斎場によっては、席数を減らして参列者数の縮小を呼び掛けている場合がございます。
1都3県の各斎場の対応状況についてはこちらをご覧ください。感染の危険がある中でも、お葬式に参列して大丈夫ですか?
十分な感染拡大防止対策をされてから参列してください。
もし参列が難しい場合は、マナーとして、香典やお供えを送るようにしましょう。
葬儀に関するマナーについてはこちらをご覧ください。