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墓じまいとは、今あるお墓をなくすこと

NHKの情報番組『あさイチ』(2016年11月30日)では、「スッキリしたい!墓問題」というテーマで、墓じまいについて紹介されました。

墓じまいとは、先祖代々受け継がれるお墓を撤去し、遺骨を合葬墓など、新たな場所へ移して弔うことです。

なぜ、このような現象が起きているのでしょうか? それは、お墓のある土地から離れて暮らしている方が、「お墓のある故郷に、親戚がいなくなった」「高齢になって、遠くまでお墓参りに行けなくなった」という理由から、今暮らしている土地へお墓を移そうと考えるからです。このほかにも、「身寄りがなくなってお墓を継ぐ人がいなくなった」という理由も挙げられます。

今、過疎化が進む地方を中心に「無縁墓」という、放置されたお墓が増加しています。核家族化、少子高齢化が進む日本では、お墓を守る後継ぎがいないという問題が各地で起きているのです。

地方自治体も、この「無縁墓」の対応に苦労しています。そして、それに伴って、「墓じまい」の手続きをする代行業者もたくさん出てきています。

後継者がいない!最近増えている「墓じまい」とは?

墓じまいのトラブルの原因は親族と菩提寺

墓じまいをする方が増える一方で、トラブルも増えつつあります。「まごころ価格.com」が行った「墓じまい経験者の意識調査」によると、墓じまいをした方の35%がトラブルに遭ったと回答しています。

中でも、よくあるトラブルが「親族間でのトラブル」です。墓じまいをして納骨堂へ納めるときに、親族から「どうして墓じまいをしたのか」と問い詰められることがあるそうです。

また、金銭的なことでは、「離檀料(墓じまいをして檀家を離れる際に寺院へ支払うお金)」のトラブルもよくあります。菩提寺は、檀家が納める護寺会費や墓地管理費で成り立っているため、檀家が離れる際に、破格の離檀料を求めることがあるからです。

墓じまいのトラブルを防ぐためにまずは相談を

墓じまいをするために、様々な手続きが必要になりますが、トラブルを避けるために一番大切なことは、墓じまいをする前に、親族や菩提寺に相談することです。

トラブルになる原因の多くは、何の相談もなく、家族が墓じまいの手続きを始めることにあるからです。親族や菩提寺には、墓じまいをする理由を、誤解のないように誠意をもって説明しましょう。

親族や菩提所の理解が得られて初めて、新しい納骨先を探しましょう。

墓じまいの流れは、納骨先を決めることから

遺骨の納骨先は、お墓のほか、遺骨を永久に供養してくれる永代供養墓や納骨堂、樹木の根元にご遺灰を埋葬する樹木葬、海などにご遺灰を撒く散骨などが挙げられます。

納骨先が決定したら、納骨先から使用許可証と受入証明書をもらい、現在お墓を管理しているお寺や自治体などから改葬許可証と埋葬証明書を発行してもらいます。

そして、現在お墓がある自治体に使用許可証と受入証明書、改葬許可証と埋葬証明書を提出し、改装許可証を発行してもらいます。

遺骨をお墓から引き取る際に、菩提寺にお墓の魂抜きのお経をあげてもらい、遺骨を引き取ります。お墓の解体工事をして更地に戻します。遺骨を引き取るときは、なるべく立ち会うことをお勧めします。

墓じまいは、暮石を処分するだけではなく、供養や新しい納骨先へ移すのにも費用がかかります。安くても20万円くらいは見積もっておいたほうがよいでしょう。解体作業の費用は土地の大きさや、お墓の規模によって様々です。

檀家の場合は、これまで供養してもらったお礼の意味を込めて、菩提寺へ離壇料を払うこともあります。なお、離檀料は必ず請求されるわけではありません。

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まとめ

「まごころ価格.com」が行った「墓じまい経験者の意識調査」によると、約半数の方が「墓じまい」を終了した後、先祖のお墓がなくなってしまったことに「わびしさを感じた」そうです。

墓じまいをどう捉えるかは、非常に難しい問題です。墓じまいは、先祖から受け継がれてきたお墓を撤去する、罰当たりな行為ではないか、と考える方もいらっしゃるでしょう。「墓じまい」について考えている方は、親族などとじっくり話し合って、理解を得たうえで結論をだしましょう。

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