葬儀・終活の総合情報サイト『終活メディア』を展開する、むすびす株式会社(本社:東京都江戸川区、代表取締役社長:中川貴之、https://musubisu-osoushiki.jp/sougi-guide/、以下「むすびす」)は、コロナ禍による葬儀スタイルの変化に伴い、同社が首都圏1都3県で施行した葬儀において「火葬式」の占める割合の推移を公開しました。

地域によって直葬や荼毘式とも呼ばれる火葬式は、火葬場に直接集合して、火葬と収骨のみを行う最もシンプルなお別れです。火葬炉の前で立ち合いはできますが、遺族が棺の中にお花を入れたり、僧侶の読経などの時間はとりません。一般的な葬儀と比べて逝去から火葬までの時間がとても短いのが特徴です。

昨年来からの新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、感染対策として近親者のみで執り行う「家族葬」、お通夜を行わず告別式と火葬を1日で行う「一日葬」を営むご遺族が急速に増えました。さらに、本来は身元不明のご遺体を地元自治体が火葬する際、依頼された葬儀社が行っていた火葬式を、「コロナ過だから」「感染予防のため」という理由で選ばれる方が増加しました。

「新型コロナ関連の情報提供:NHK」

中国武漢で原因不明の肺炎が発生したのが2019年の年末。国内では2020年2月に感染者が確認された大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスが横浜港に停泊して検疫を開始。3月、WHOが新型コロナウイルス感染症をCOVID-19と命名してパンデミック(世界的大流行)を宣言。4月7日、政府は7都府県を対象に緊急事態宣言を発令、4月16日には対象を全都道府県に拡大。それに伴い火葬式を選ばれる遺族が急増しました。

この間、3月29日にコメディアンの志村けんさんが、4月23日には女優の岡江久美子さんが新型コロナウイルス感染により急逝したことで、ご家族が火葬にすら立ち会えない事実が多くの人々に衝撃を与え、この感染症を身近なものとして捉える方が増えたことも、火葬式を選ばれるご遺族様が増える要因の一つであると思われます。

政府の専門家会議が「行動の変容」「人流8割減」「不要不急の外出自粛」「テレワーク推進」「イベントの制限」等を提言。加えて「新しい生活様式」が広く一般に認知され始めた時期から、葬儀全体に占める火葬式の割合が伸びています。

それ以降も、国内の新規感染者数の推移および2021年1月~3月、2021年4月~7月、2021年7月~9月のタイミングで緊急事態宣言が発令されるたび、火葬式を選ばれる方が増加していることが見て取れます。           

コロナ禍における火葬式の特徴としてあげられるのは、一般的に「葬儀に費用をかけられない」「葬儀なんて必要ない」という理由から選ばれる火葬式が、「コロナ過だから」「感染予防のために」やむなく選ばれているご遺族様が多いという点です。

本来であれば、多くの親族や知人を招いてお葬式をあげたいけれど、「もしも高齢の参列者に何かあったら」との配慮から火葬式を選ばれる方が多くあります。こうしたご遺族様の中には、コロナ禍が落ち着いてから、あらためてお別れの会や偲ぶ会を予定されている方もいます。

【調査概要】
調査方法:実績調査
調査期間:2019年5月1日 ~ 2021年10月10日
調査対象:むすびす株式会社で葬儀をした6136件

・火葬の前に故人様を囲んでお別れプラン

お葬式のむすびすでは、自宅もしくは式場で1時間のお別れの時間を過ごすことができる「出棺式」をご提案しています。

参列者を限定することで費用を抑えつつ、火葬式よりもゆっくり最後のお別れをすることができます。故人様が好きだった音楽を流したり、写真や映像を見たりする時間もとれるので、故人様を偲ぶことができます。

式場を使用する場合は、火葬式の費用に式場の使用料(1日分)が追加になりますが、式場によっては時間単位で使用料を設定しているところもあります。

出棺式について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

出棺式以外にも葬儀の費用を抑える方法などが知りたい方はこちらをご覧ください。

むすびす株式会社について  

お葬式のむすびすは、「100人いれば100通りのお葬式」で、その人らしいお別れをお手伝いしている葬儀社です。エンディングプランナーが故人の遺志や家族の想いをテーマにした、その人らしいご葬儀をプランニングしています。

自社の葬儀会館のほかにもお客様のご要望があれば、首都圏1都3県の貸し斎場でご葬儀も承ります。ご葬儀に関わるすべての費用、お料理・返礼品について契約前に詳細な見積りを提示。無料の事前相談はもちろん、葬儀後も期限なく無料アフターサポートを実施しています。

むすびすは、日本の葬儀社の中で最も早くインターネットからご葬儀の受注を行ったパイオニアです。ご葬儀の三大不安といわれる「費用」「場所」「流れ」に関する情報公開をインターネットで積極的に推進しています。

多様化するお客様のニーズへの対応、慢性的な人員不足と長時間労働の改善、葬儀会館の効率的な運営及び施設の維持・管理など、葬儀業界が抱える課題をIT化によって改革。自社開発の「葬儀社専用総合プラットフォームMUSUBYS」は、全国の葬儀社様からご導入いただいています。

 

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